【歯肉の黒ずみ】着色の原因とピーリングの方法について知ろう! | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

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【歯肉の黒ずみ】着色の原因とピーリングの方法について知ろう!

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カテゴリ: 歯科コラム

お肌のピーリングはよく耳にすると思いますが

歯肉のピーリング(ガムピーリング)はお存じですか?

 

歯肉の着色原因

子どもたちの笑顔は屈託がなく、綺麗な歯茎と白い歯はまぶしいぐらい輝いて見えます。

確かに子供の歯は大人の永久歯にくらべ白く透明感があるのが特徴です。

それでは、歯肉はどうでしょうか?

本人は気づかなくても、笑った時に歯と同じように目立ってくるのが歯肉です。

年齢や個人差がありますが、一般的に健康な歯肉はピンク色といえます。

歯肉のピーリング

歯肉の黒ずみ原因

喫煙

歯周病

人種間による違い

金属の修復物によるメタルタトゥー

紫外線の影響

口での呼吸

などが挙げられます。

 

クリニックで行うピーリングの2つの方法

すぐに直したい方は歯科クリニックでのピーリングがお勧めです。

クリニックで行う歯のピーリングには2つの方法があります。

 

フェノール、アルコール法によるメラニン色素の除去

フェノールという薬剤の腐食作用を利用します。

フェノールには強い腐食作用があうので、たんぱく質を凝固し、組織を腐食します。歯肉に塗ると粘膜が白く変色し、褐色の痂疲になり、剥がれます。

アルコールはフェノールの作用を中和するために使われます。

このように、着色した上皮を一層はがし、健康な組織を再生させる方法です。

一般的な治療の流れは以下の通りです。

1、目的以外の場所に薬が触れないように、お口を開いて頂く口角こうという器具装着し、唇内面にワセリンを塗布します。歯肉の表面は十分乾燥させます。必要がある場合は表面麻酔を行います(塗り薬です)

2、フェノールを綿球にしみこませ、変色歯肉部分に塗布します。歯肉表面が白色に変わります。その状態で30秒保持します。

3、中和するためのアルコールを塗布し、ゆすいで頂きます。

この時点で、患者様はヒリヒリした感覚が多少ありますが、それ以上痛みが増すことはありません。

4処置後は日常生活で喫煙を控えて頂きます。食事は辛い、熱いといった

刺激の強いものはしばらく避けて頂き、ブラッシングや含嗽で口腔内を清潔に保つようにして下さい。

注意

歯の根元付近まで薬液を塗布した場合は歯肉から出血を起こすことがあります。フェノール・アルコール法を行った際の患者様の痛みに対する反応は個人差があります。一般的には上皮組織が一層剥離したときに粘膜を火傷したような感覚のヒリヒリ感が起こることはありますが、数日で消えていきます。

フェノールの薬理作用が上皮を腐食して剥離するものであるため、

ある程度の違和感があります。

またフェノール、アルコール類にアレルギーのある方は施術できません。

妊娠中の方は、ガムピーリングが安全とは言われるものの、安全が保障できるものではないので控えて頂くケースが多いです。

 

レーザーによるメラニン色素の除去

Er:YAGレーザー法

Co2レーザー法

術式

お口を開いて頂くための口角こうを装着して頂きます。

歯肉のメラニン色素沈着が目立つ箇所にレーザーを照射し、

メラニンを含む上皮層を蒸散させます。

術後の注意点は、フェノール・アルコール法と同様に、喫煙を控えて頂き

刺激の強いお食事をさけて頂きます。

レーザーの場合アレルギーなどによる施術の制限がありません。

 

フェノール・アルコール法とレーザー法の比較(持丸施術例においての考察)

どちらも歯肉を綺麗なピンク色にしていく治療としては有効です。

当院ではレーザーはCO2レーザーを導入しています。

レーザーによるメラニン色素除去法は、照射モード、出力が調整できるので

ほぼ無痛で治療が可能です。照射中は温かい感じがあります。また、フェノールによる治療に比べ、術後の歯肉の一時的な白色の変化が少ないので、ダウンタイムがほとんどありません。

メラニン色素の沈着は、歯肉上皮の基底細胞層い存在するメラニン細胞が

種々のメラノゾームを分泌し、分泌されたメラノゾームが周囲の細胞内に沈着し、その結果歯肉の変色が生じます。歯肉上皮0・1ミリから0・3ミリ程度のところに認められます。

フェノールによる腐食は、0・3ミリから0・4ミリの深さの上皮組織に作用します。

一方CO2レーザーは、照射エネルギーが表面でほとんど吸収され熱障害が非常に少ないと言われています。ですから、著しく深層にあるメラニン色素はフェノールにくらべ除去しきれないことも予想されます。

このようなことからも、術後の安定性はフェノール法が若干良いデータがあります。

 

まとめ

レーザーによるメラニン色素除去は痛みやダウンタイムがほとんどないことから、患者様に負担が少なく治療を受けて頂けます。

歯肉が厚かったり、メラニン沈着が深層で起きているケースではフェノール法も考慮したほうが良いでしょう。

歯科用レーザーは非常に高価なものなので、歯肉のピーリングを行う上では

そのような専門的な機材がしっかりそろっているか確認し、

十分なカウンセリングを受け臨んで下さい。

 

浦和で歯肉のピーリングをお探しの方は、浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックまでお問合せ下さい。

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