歯のクリーニング、どれくらいの頻度が正解?通いすぎ・放置の落とし穴 | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

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歯のクリーニング、どれくらいの頻度が正解?通いすぎ・放置の落とし穴

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カテゴリ: スタッフの日常 スタッフブログ 歯科コラム 虫歯・歯周病ケア

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こんにちは、浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックです✿

日々の歯磨きでは落としきれない汚れや歯石をしっかり除去できる歯のクリーニング。患者さまの中には、「どれくらいの頻度で通えばいいの?」と疑問を抱かれている方も多いのではないでしょうか。一方で、「頻繁に通いすぎるのは良くないのでは?」と心配される方もいらっしゃいます。

 

実は、歯のクリーニングは通いすぎても放置しても、どちらにも落とし穴があります。今回は、患者さまのお口の状態に合わせた適切な頻度、通いすぎのリスク、クリーニングを怠った場合の問題点について、歯医者の立場から詳しく解説していきます。特に虫歯や歯周病の予防をしっかり意識されている方、お子さまのケアを考えている保護者の方にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください🌹

 

歯のクリーニング、どれくらいの頻度が正解?通いすぎ・放置の落とし穴

 

 

 

▼歯のクリーニングの適切な頻度

 

歯のクリーニング(プロフェッショナルケア)は、虫歯・歯周病の予防や歯茎の健康維持に非常に重要です。しかし、患者さまの口腔内の状態によって最適な頻度は異なります。ここでは3つのパターンに分けて解説します。

 

 

①虫歯や歯周病の既往がない患者さま:3~6ヵ月ごと

 

虫歯がなく、歯周病の初期症状もない健康な口腔内の患者さまであっても、日常の歯磨きだけでは完全にプラーク(歯垢)や歯石を除去することは難しいものです。プラークは細菌の塊で、放置すると歯石に変化し、歯茎の炎症(歯肉炎)や虫歯を引き起こします。そのため、予防のために3~6ヵ月ごとに定期的な歯医者でのクリーニングを受けることが推奨されます。特に、お子さまの場合は歯並びや磨き残しのリスクがあるため、定期検診を兼ねたクリーニングが大切です。

 

 

②治療した歯があるが口腔衛生状態が良好な患者さま:3~4ヵ月ごと

 

過去に虫歯治療や歯周病治療を受けたことがある患者さまは、再発リスクがあるため、3~4ヵ月おきのメンテナンスが理想的です。一度治療を終えた歯は天然の歯よりもわずかにリスクが高く、被せ物や詰め物の周囲にプラークが溜まりやすい場合があります。口腔衛生状態が良好であっても、定期的に歯医者でのクリーニングを受けることで、治療済みの歯の長期的な健康を維持できます。

 

 

③口腔衛生状態が不良な患者さま:1~2ヵ月ごと

 

現在、歯周病の治療中である患者さま、または歯茎からの出血や歯石沈着が多い患者さまは、1~2ヵ月おきの短い間隔でのクリーニングが必要です。歯周病は進行すると歯を支える骨が溶けていき、最終的には抜歯に至ることもあります。特に、歯周ポケットが深い部位が多い場合、短期サイクルでの歯科メンテナンスが治療の要です。歯医者の指導の下、しっかり通院を続けることが重要です。

 

 

 

 

 

 

▼保険と自費の歯のクリーニングの違い

 

歯医者のクリーニングは、通えば通うほど良いわけではありません。ここでは通いすぎの注意点を解説します。

 

 

◎保険診療のクリーニングには条件がある

 

保険適用のクリーニング(歯周基本治療)は、原則として前回から3ヵ月以上の間隔を空ける必要があります。

これは、歯科医院側が患者様、一人一人の歯周病の進行具合を見ながら治療計画を立て、一定の期間ごとに評価・管理を行うという医療のルールに基づいています。そのため、患者さまが「もっと頻繁にクリーニングを受けたい」と思っても、保険診療では月1回や月2回などのクリーニングは基本的に認められていません。ただし、患者様の口腔内状況を判断し、歯周病の安定期治療と枠組みでクリーニングやスケーリングを受ける場合は例外となりうます。

 

 

◎自費診療のクリーニングは通いすぎても問題ない?

 

自費診療(自由診療)のクリーニングであれば、患者さまの希望に応じて毎月でも受けることが可能です。自費クリーニングは見た目の審美性を高める目的が強く、歯の表面の着色除去(ステイン除去)や専用の研磨剤でのトリートメントなど、保険ではカバーされないケアが含まれます。ただし、頻度が多すぎることで歯の表面が傷つくリスクは基本的にはなく、通院が悪影響になることはほとんどありません。それでも、担当の歯科医師や歯科衛生士と相談し、必要以上に頻繁な施術を行わないよう適切な計画を立てましょう。

 

 

 

 

▼歯の汚れを放置するとどうなる?

クリーニングを受けないまま過ごすと、見た目の問題だけでなく、重大なトラブルを引き起こすことがあります。

 

◎虫歯・歯周病のリスクが高まる

 

歯垢(プラーク)は細菌の塊で、24〜72時間程度で石灰化し、歯石へと変化します。歯石は表面がざらついているため、さらにプラークが付きやすくなり、悪循環を生み出します。

特に歯周ポケット内の歯石は、歯茎の炎症を引き起こし、歯肉炎を経て歯周炎(歯槽膿漏)へと進行します。歯周炎は歯槽骨と呼ばれる歯を支える骨を破壊し、進行すると歯が動揺して最終的には抜歯が必要になることもあります。また、虫歯は初期段階ではエナメル質内の脱灰のみで痛みを伴わないため、放置されがちですが、進行すると象牙質、最終的には歯髄に到達し、強い痛みや根管治療、場合によっては抜歯が必要になることもあります。

特にお子さまや高齢の患者さまは免疫力や自浄作用が低下しがちなため、ハイリスク群とされています。

 

◎口臭や見た目の悪化

プラークや歯石に含まれる嫌気性菌(酸素を嫌う細菌)は、硫化水素やメチルメルカプタンなどの揮発性硫黄化合物(VSCs)を産生し、これが口臭の主要因となります。歯科医学の研究では、口臭患者の約90%は口腔内由来とされ、歯周病や舌苔、未処置の虫歯、補綴物周囲の汚れが原因となることが多いと報告されています。また、ステイン(茶渋、コーヒー、タバコのヤニなど)による歯の着色は審美面の問題を引き起こし、患者さまご自身のセルフイメージや対人関係に影響を与える場合があります。これらの除去には、専門的な機械的歯面清掃(PMTC)が有効です。

 

 

◎全身の健康リスク

歯周病は単なる口腔内の問題ではありません。近年の研究では、歯周病菌(Porphyromonas gingivalis、Tannerella forsythiaなど)が血流を介して全身に拡散し、慢性炎症を引き起こすことで、糖尿病の血糖コントロール悪化、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、さらには早産・低体重児出産のリスクを高めることが明らかになっています。また、高齢患者さまでは歯周病による誤嚥性肺炎のリスクも見逃せません。誤嚥性肺炎は日本の高齢者の主要な死亡原因の一つであり、口腔ケアの徹底が予防のカギを握ります。これらを防ぐためにも、歯医者での定期クリーニングはお口だけでなく全身の健康維持に不可欠です。

 

 

 

 

▼まとめ

 

歯のクリーニングは、患者さまのお口の状態に応じて最適な頻度があります。虫歯や歯周病の既往がない方は3~6ヵ月、治療経験のある方は3~4ヵ月、口腔衛生状態が悪い方は1~2ヵ月を目安に歯医者へ通うことが推奨されます。保険診療では3ヵ月以上の間隔が必要ですが、自費診療では通いすぎが問題になることは基本的にありません。一方で、クリーニングを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まり、見た目や口臭、全身の健康にまで悪影響を及ぼす可能性があります。

浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックでは、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせたメンテナンス計画を立て、健康なお口を守るお手伝いをしています。お子さまからご高齢の方まで、気になることがあればお気軽にご相談ください。私たちと一緒に、虫歯や歯茎のトラブルを未然に防ぎ、笑顔で過ごせる毎日を目指しましょう🌸

 

 

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