【歯の変色】黄ばみの原因は様々。内因的な要因について深堀りします! | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

新型コロナウィルス対策について

【歯の変色】黄ばみの原因は様々。内因的な要因について深堀りします!

投稿日:

カテゴリ: ホワイトニング 歯科コラム

夏も本番。

日焼けした肌に、白い歯が輝いて見える季節です。

この季節多くお問合せを頂くのが歯の変色のお悩みです。

ホワイトニングで全ての歯が白くなると考えてる方も多く、しっかり説明を受けずに治療を受けると

思わぬトラブルも多いホワイトニングです。

今回は歯の黄ばみの原因についてお話したいと思います。

歯の黄ばみの原因

変色の原因

歯の変色の原因として、エナメル質表面への色素の沈着以外にも、エナメル質や象牙質内部に色素が

沈着したり、歯冠の形成期になんらかの障害を受けたりすることがあります。

変色の原因は、外因性と内因性とに大別することができます。

外因性の歯の着色・変色

コーヒー、茶、赤ワイン、たばこなどの嗜好品によって、歯は褐色や黄褐色に着色します。

カレーに代表されるような色の濃い食事も着色の原因になります。

 

う蝕による変色は、初期には脱灰されたチョーク様の白濁斑として認識されます。

う蝕が進行し慢性化すると、褐色から黒色を呈するようになります。

歯磨きがしっかりとできず、口の中が不潔な状態ですと、色素生成菌という菌により歯の色は緑色や黒色になります。

金属によっても歯は変色し、銅アマルガムでは緑色から黒色に、鉄合金や硝酸銀で黒色となります。

内因性の歯の変色

内因性の変色の原因には、以下に述べるように遺伝性疾患、代謝性疾患、歯の障害、化学物質や薬剤等が

あります。

遺伝性疾患

軽度のエナメル質形成不全症では、エナメル質表面に多くの塑像面や線状面が発現し、重度の場合には

象牙質が露出し歯は褐色となります。

象牙質形成不全症では、歯は独特のオパール象牙質と呼ばれるグレーや青みがかった褐色に見えます。

先天性ポルフィリン症では、形成中の象牙質のカルシウムにポルフェリンが結合・沈着して、歯冠全体が

ピンクから赤褐色を呈します。紫外線の照射で、☆患者は赤色の蛍光を発するのが特徴です。

低フォスファターゼ血症は、カルシウムーリンの代謝が障害され、エナメル質形成不全により象牙質が

露出し、石灰化も障害され、歯は黒褐色を呈します。

代謝異常疾患

カルシウム代謝が異常となる上皮小体機能亢進症では、歯は黒色となります。

上皮小体機能低下症では、血中カルシウムが低下、リンの上昇で歯は白亜色を呈します。

先天性梅毒では、歯は褐色から黒色、外胚葉異形成症は褐色の変色をきたします。

先天性タンパク血症や糖尿病の母体からの出生で歯は褐色、小児期の急性発疹で褐色となります。

過ビリルビン血症では、歯は褐色を呈し、ビタミンA、C、Dの欠乏により黒色から褐色を呈します。

加齢による歯の黄変

年齢とともにエナメル質が薄くなり、アパタイト結晶の成熟によってエナメル質の透過性が高くなり、

黄ばんだ象牙質の色が透けて見えるようになります。

歯の傷害

歯髄の傷害や失活などにより、緑色、灰色、黒色などの変色が生じることがあります。これらは血液や

歯髄組織の変成産物が、象牙細管内に侵入して生ずると考えられています。

多くの場合昔受けた傷害が多く、知らない間に神経が死に、

歯の変色により、歯自体の失活に気づきます。

亜ヒ酸の貼薬、外傷、急性歯髄炎、非注水下での高速切削による歯髄内出血は、不可逆性の場合には

徐々に歯を褐色にします。

内部吸収(ピンクスポット)

歯髄側から肉芽組織が増殖し硬組織が徐々に吸収されて、表面からピンク斑が認められる病変を、

内部吸収(歯内性肉芽腫)といいます。原因は、外傷による出血や感染といわれています。

通常は1歯だけに起こり、臼歯部よりも前歯部に、歯頸部から歯根部に多く発生します。

処置は、ただちに抜髄し進行を止めないと、歯冠にまで達することがあります。

フッ化物

斑状歯(歯のフッ素症)は、フッ化物の慢性中毒の一症状で、飲料水に1ppm以上のフッ化物を含む

特定の地域に集中発生します。エナメル質表面に不透明な白濁した点状、線状、橋状などの、不定形で

歯面の一部あるいは全部にわたる白墨状の変色が認められます。

高度のものは歯の実質欠損を伴い、飲食物に由来する黒褐色、茶褐色、褐色などの二次的な着色が

認められることもあります。

テトラサイクリン系薬剤

テトラサイクリン変色歯は、ファインマンにより変色程度が1から4に分類されています。

1962年に初めてテトラサイクリンを服用すると歯に色素沈着が起こることが報告されました。

テトラサイクリン系抗生物質は、妊娠初期に服用すると歯や骨の成長を阻害されます。

変色はテトラサイクリン服用の時期、使用料、薬剤の種類によって左右されます。2歳くらいまで、

テトラサイクリンの大量服用を繰り返すと、上顎前歯部分、第一大臼歯に変色を起こし、

発症率は80%以上となるそうです。

テトラサイクリンお種類いよっても変色状態は異なります。クロールテトラサイクリン(オーレオマイシン等)は、灰褐色の変色を起こす可能性があります。

オキシテトラサイクリンは、変色が少ないとされています。

 

これまでのお話のように、

歯の変色原因は多種多様です。

 

変色でお悩みのかたは、原因によって治療方法もたくさんあるので

ぜひご相談ください。

 

浦和で歯のホワイトニングをお探しの方は

浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックまでご相談下さい。

浦和もちまる歯科 インビザライン

トップへ戻る