【小児歯科は多種多様】矯正を始める時期、矯正の種類について | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

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【小児歯科は多種多様】矯正を始める時期、矯正の種類について

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カテゴリ: 小児歯科 歯科矯正

矯正治療のスタート時期については色々な考え方があります。

正しい矯正の治療スタート時期の判断と、矯正の種類についてお話させて頂きます。

矯正治療のスタートを決めるには様々な要因があります。

お口の状態や環境は皆さん一人ひとり違うので、何歳から始めると一般化することはできません。

不正咬合も多種多様で類型化することは難しく、様々な要因を考慮しなくてはいけないので、治療の答えも一つでないのが歯科矯正です。

 

矯正の種類

歯科矯正の種類は目的により4つに分けられます。

1、予防矯正

小児時期から将来の不正咬合を予測し、それを予防するための矯正治療

2、抑制矯正

成長発育時期に、不正咬合の原因や誘因を見つけ、取り除くことによって

不正咬合の改善がみこめる場合行う矯正

3、限局矯正

混合歯列期における成長発育の過程で、形態的、機能的改善により

その後の永久歯列咬合の育成に役立つことを目的とした矯正治療

4、本格矯正

成人から行われる、顎口腔機能及び審美性を回復させるマルチブラケット装置による矯正治療

では矯正治療を開始する時期に関係する要因は何でしょう。

 

環境要因

・社会環境(地域性、景気)

・家庭環境(家族の協力、転居)

・個人環境(本人の理解、部活動など)

個別要因

・全身状態(成長発育、健康状態)

・年齢(個体年齢、歯牙年齢)

・口腔状態(虫歯、歯周病など)

・口腔関連組織(鼻腔、扁桃腺など)

インフォームドコンセント

臨床の場においては、歯列と咬合の不正状態を個々の症例において

詳細に検討し、治療方法や時期を決定します。

これはインフォームドコンセントと呼ばれ、説明と同意と訳されます。

術者側が治療方法を提供し、患者さんが治療を決定し、治療のスタートが決まります。基本的には早い時期にご相談頂き、ベストな時期に矯正スタートが望ましいと思いますが、実際の臨床の場では、成人の矯正も多く、年齢に関係なく矯正が可能です。

 

各歯列期の不正咬合、治療の種類

乳歯列期

この時期の矯正は、予防矯正、抑制矯正にあたります。治療対象は、

反対咬合、上顎前突、過蓋咬合、開口、交叉咬合があります。

ただし、意思疎通が困難であったり、クリニックでの資料どりができないほど年齢が小さいお子さんの矯正はなかなか行いません。

はやくても5歳くらいが目安です。

混合歯列期

この時期の治療は多種多様となります。歯も顎の成長もまだ完成せず、

途中の段階です。以上を発見した場合、異常が悪化しないようにすぐに

改善をしていきます。成長発育が関わる患者さんは成長段階を観察しながら、適切な装置を選択し、必要があれば、マルチブラケットでの矯正を行う場合もあります。

混合歯列期の不正咬合治療は多種多様で、診断も複雑です。

開始時期も様々です。

主に混合歯列期は、前期、後期に分けられ治療方針を決定していきます。

前期

正中離開、機能的反対咬合、骨格性下顎前突、骨格性上顎前突、前歯部叢生、開咬、、交叉咬合その他の不正咬合が対象

後期

側方歯群交換期で永久歯の完成の過渡期なので、本格矯正をふまえ治療を考える

永久歯列期

全ての不正咬合が対象になる。患者さんが希望するときが治療開始時期になることがほとんどです。患者さん希望により、はじめから本格矯正からスタートする方もいれば、小児矯正からの継続で、本格矯正が開始されるかたもいらっしゃいます。下顎前前突の場合、下顎の成長が上顎に遅れてスパートがあるため、本格矯正の開始はより慎重にならなくてはいけません。小児期で1度綺麗になったと思えても思春期でまた不正咬合が再発しやすいです。

1期治療

永久歯前歯が生えた時が目安です。

永久歯前歯萌出完了から約1年から1年半の間で行われます。

経過観察

側方歯群の永久歯生えかわりと第二大臼歯の萌出の様子をみていく

2期治療

永久歯歯列が完成してから行う。矯正期間は2年前後が目安です。

保定

保定とは、歯が綺麗に並んだ後、動きが戻らないように安定させる治療です。期間は矯正治療後1年半から2年程度です。

様々な装置がありますので、生活スタイルなどを考慮し選択します。

経年的な口腔の変化にも耐えうるためには、一生保定が必要との考えが一般的になってきています。

当院にも、矯正後のいわゆる後戻り矯正のご相談の方が多くいらっしゃいます。患者さんも、治療する側も時間をかけ不正咬合の改善を行っても、もとに戻ってしまっては治療が無駄になってしまいます。

正しい知識をもって、保定期間を過ごして頂き、治療後の状態を維持して頂きたいです。

混合歯列期の治療装置の種類

上顎前突

ヘッドギア、アクチバトール、バイオネーター

反対咬合、下顎前突

チンキャップ、アクチバトール

前歯部叢生

2×4アプライアンス、床矯正装置

開咬

タングクリブ、指サック、筋機能療法、ハイプルチンキャップ

臼歯部交叉咬合

急速拡大装置、クワドヘリックス、

正中離開

2×4アプライアンス

過蓋咬合

アクチバトール、マルチブラケット装置

習癖

筋機能療法、習癖除去装置

 

歯が生え始めたばかりのお子さんをお連れになり、矯正相談をして頂くこともあります。3さいまでは、奥歯が生えていず、一時的に下顎がでてしまうお子様もいます。

過度な心配は不必要ですが、定期的な検診をしっかり受け

最適なタイミングで正しく矯正治療を受けて頂ければと思います。

矯正治療は、親から子供へのGiftです。

小児歯科 矯正

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