組織の起源から歯の形成までをスタッフがガチ考察してみた。 | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

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組織の起源から歯の形成までをスタッフがガチ考察してみた。

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カテゴリ: 歯科コラム

こんにちは。

受けつけ、歯科コンシェルジュの中澤です。

寒い日が続きますが、皆さん体調を崩されたりされていませんか?

先日初めて、上野の国立科学博物館に行ってきました。

人類の進化や、発達が良くわかりとても感動しました。

特に気になったのは、人類の歯の歴史。

我々が今、乳歯から永久歯まで使う歯の形状、存在はまさに進化の形です。

生きる年代、人種によっても歯の形状、数が違うことを知りました。

そこで今回は組織の起源について勉強してみました。

組織の起源

組織の起源について遡って考えてみようとすると、生命の起源に辿り着きます。生命の起源は興味ある難解な大問題で永遠に人間の理解の及ばざるところともされています。歴史的には1864年にパストゥールが実験的に細菌から細菌が発生するという、今日まで当然の事実を証明するにいたり、生物の自然発生説は失墜してしまりました。この”生物は生物から生まれる”という考え方にしても、その最初の生物は、何時、如何にして発生したのか、真実の探求を放棄した人たちは他の天体からやってきたなど、真剣に追及している人たちは元素間化合物の生成より生命の誕生の謎を約30億年も前に遡って解き明かそうとしています。

我々が具体的事実に基づいて理解できる過去は数千年、気の遠くなるような過去の出来事です。

さて、生命の起源については自問自答の課題として、人間の一般組織の起源について成書に記載されている範囲内で考えてみると、体内の原始生殖細胞より分化した精子と卵子の受精によって、原胚子すなわち、受精卵が生まれます。55~70μの小さな細胞体である精子は、射精寸前まで運動せず、射精と同時に波状運動を開始して、互の激戦の末、通常は1個のみ卵子と結ばれます。

このような激しい精子たちの競争の結果、誕生した受精卵も体内での幾多の試練を乗り越えて成長して行かなければならないので、男性社会の競争の起源は受精に遡ることができます。

組織の発生

受精卵は一連の有糸細胞分裂を繰り返して分裂細胞となり、桑実胚となる。桑実胚は卵管上皮の繊毛運動によって、約3~4日後に子宮に達し、脱落膜中に着床すると母体からの栄養供給が開始されるため発育が顕著となり、胚葉を形成するようになります。

この胚葉が組織発生の源であり、器官形成の基礎となるもので原基と呼ばれています。

胚葉は細胞運動により、介在腔を有する2層となりさらに上部層の細胞活動により一層が追加されて3層となります。これらの3層を最上層より外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼んでいます。

細胞分化

内・中・外胚葉形成時期を起始点として、今まで同じような細胞分割を行ってきた細胞は、胚葉の種類によって形態的ならびに機能的にも異質の組織の細胞へと分化していきます。このことを細胞分化といいます。

1)外胚葉部

外胚葉部では、神経堤細胞が神経板の外側縁に沿って発生します。この神経堤細胞は神経性の細胞、内分泌細胞、色素細胞を形成します。

すなわち、外胚葉より形成されるものとして表皮および、その誘導体である毛、爪、汗腺の上皮、脂腺の上皮、乳腺の上皮、口腔前提および口腔前部の粘膜上皮と腺上皮、エナメル質、下垂体前葉、鼻腔および副鼻腔の粘膜上皮、副腎の髄質、生殖襞から形成される女性の膣前庭の側壁の上皮、男性の尿道海綿体部の遠位部の上皮、結合組織成分を除いた神経系の部分である神経細胞、神経線維、嗅覚器、平衡聴覚器、視覚器の上皮および舌の外胚葉性部における味蕾の上皮、眼球内の諸構造物である水晶体、硝子体、虹彩の筋、黒壁板、胚子器官では羊膜の上皮などをあげることができます。

2)内胚葉部

内胚葉から形成されるものとしては、消化管の粘膜上皮および腺上皮(ただし、口腔前部の粘膜上皮と腺上皮は外胚葉である)、甲状腺、上皮小体、胸腺、呼吸器の上皮、耳管、および鼓室の上皮、舌の内胚葉性部にある味蕾の感覚上皮、分泌器の上皮、膣前庭の底の上皮、胚子器官では尿膜などをあげることができます。

3)中胚葉部

中胚葉部の中でも、中胚葉上皮より発生するものとしては、前・中・後腎の上皮、中腎管と中腎旁管の上皮、一次、二次尿管の上皮、副腎の皮質、原始生殖細胞を除く生殖腺の表面上皮、卵管、子宮、膣の上皮、心、胸、腹膜腔の上皮などがあります。

一方、胎生結合組織から発生するものとしては、結合組織、軟骨、骨の支持組織、象牙質、心臓、血管、血球、リンパ管、リンパ節、血リンパ節、脾臓、体節の筋板からなる背部横紋節および虹彩の平滑筋を除く横紋筋と平滑筋、筋紡錘、腱紡錘、終末神経小体の結合組織性成分、関節腔、滑液包、硬膜下腔、クモ膜下腔の壁、胚子器官では、すべての結合組織性部分などをあげることができます。

歯胚の形成

人の場合は乳歯と永久歯に分類されます。これらの発生は、時期や形態学的なことを除けば、原則的に同じである。歯冠部象牙質はエナメル質に、また歯根部象牙質はセメント質によって被覆され、保護されています。エナメル質は外胚葉性で、その他の部分は中胚葉性です。

歯の数や形は、動物によって異なります。これはそれぞれの動物が自分たちの生活環境に適応して、生涯を全うするにふさわしいように合理的にできているようです。人間の場合はどうでしょうか?社会環境、食生活、美しくなりたい欲望、寿命などが関与するようになります。

我々人間が、大切な人生を豊かに過ごすためにも、歯科の役割の役割の大きさを感じます。

組織の発生や進化を考えると、今の自分の歯により愛着がわき、1本の大切さを痛感します。

浦和もちまる歯科では、1本でも多く歯を残すための予防プログラムを導入しています。

食欲の秋、健康な歯でいつまでも元気に過ごしたいものですね。

 

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