【プラークコントロール】正しいブラッシングを覚えて口内環境を維持しよう | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

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【プラークコントロール】正しいブラッシングを覚えて口内環境を維持しよう

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カテゴリ: 虫歯・歯周病ケア

こんにちは。

皆様、いかがお過ごしですか?

先週はあたたかい日が多く、東京では梅が咲いたというニュースが流れていましたが

今週は一転、予報通りの雪でしたね。

4年ぶりの大雪で、クリニックでも診療前に雪かきをしました。

まだ今日、明日も路面凍結が予想されますので皆様、お足元にはお気を付けください。

気温差が激しいので体調管理をしっかりおこない、風邪を予防しましょう!

 

さて、本日は口腔清掃指導→プラークコントロールに関してお伝えさせて頂きます。

口腔清掃は、歯周病の最大の原因であるプラークを取り除く処置であり、患者様に適切な口腔清掃の方法を指導させて頂き、それを実行して頂くことは、歯周治療において最も大切なことです。

「口腔清掃指導」は、単に口腔清掃の仕方、歯の磨き方(テクニック)を教えるのではなく、患者様ご自身で口腔の健康を獲得・維持してくことの重要性を知っていただき、それに必要な口腔清掃をきちんと実行して頂くことです。

プラークコントロールとは?

「プラークコントロール」は口腔清掃指導と同様の意味に使われています。ただし、プラークの完全な除去は困難なので、歯周疾患が生じない程度にプラークの付着を抑制しようという意味が強いものです。

一般に、口腔清掃指導あるいはブラッシング指導というと、どのような歯ブラシを用いて、どのような磨き方をするのかを指導してもらうと思っている方がほとんどかと思います。もちろん、テクニック指導も大切ではありますが、最も大切なことは患者様自身が口腔清掃の重要性を認識し、実際にこれを実行して頂く気持ちをもっていただくことです。

~効果的なブラッシング方法~

プラッシングの方法は十数種類ほど考案されております。それぞれ各ブラッシング法方での利点・欠点をもっているので、患者様の口腔内の状態に適した磨き方を選ぶことが大切です。

ブラッシング方法は大きく分けて2つのタイプがございます。

①歯ブラシの毛先を使う方法

昔から行われている横磨き、縦磨きと呼ばれるものです。

プラークの除去効果が高い。横磨き法は、歯頸部の歯質の摩耗を引き起こし、楔状欠損を生じさせる恐れがあるので適切とはいえませんが、歯磨き粉をつけずに、歯ブラシを横に動かす距離(ストローク)を小さくすれば欠損の恐れは少なくなります。

使用する歯ブラシの硬さは、軟毛~中程度の硬さがおすすめです。毛先が歯面に直角に当たるほど、プラークの除去率は高くなります。歯面の凸面だけでなく、凹面(歯間隣接部や歯肉溝や周辺部・歯頸部)に毛先がよく当たるようにすることが大切です。毛先を使うブラッシング方法では、むやみに強い力を加えたり、歯面の凸面だけをこすって歯肉辺縁をまったくこすらないという誤った磨き方をしている患者様が多く見かけられます。歯肉に対する適切なマッサージは炎症の改善に有効となります。力を弱くして適度な強さで歯面と同時に歯肉をこするようにすると、毛先が歯頸部や歯肉溝部によく当たり、歯頸部のプラークが除去しやすくなります。くれぐれも強い力で磨きすぎすのはやめましょう。歯肉が退縮してしまうことがありますので注意が必要です。

 

②毛束の横腹を使う方法

歯ブラシの脇腹で歯肉をこするので、マッサージ効果が高い。

毛束の脇腹を使って歯面と歯肉を印掃し、マッサージ効果を高める方法です。横腹を使うので硬毛を使う方が効果が高くなります。しかし、手術直後や急性潰瘍性歯肉炎などでは軟毛の使用をおすすめします。

 

ブラッシングが上達するまでは歯磨き粉の使用は控えて頂くようお伝えさせて頂く事があります。理由は歯磨き粉に含まれている香りにより、プラークが十分に取れていなくてもさわやかな感じが得られてしまい、清掃できたと誤解しやすいためです。そのため、ブラッシング指導のあとはまずはブラッシングだけでさわやかさを感じれるまで磨いて頂く事が大切です。歯磨き粉自体にはプラークを取り除く効果は少ないのであくまでもブラッシングでプラークを除去するということを意識してください。

ブラッシングが上達したら、ブラッシング終了後に少量の歯磨き粉をつけて前歯の唇面をブラッシングすることをおすすめします。これは、歯磨き粉の中の研磨剤により歯の表面に沈着した色素(お茶やコーヒーなど、食物や嗜好品の色素の沈着)を取り除くためです。色素は、薄い有機質の膜である後天性薄膜にしみ込んでいる為、後天性薄膜は歯ブラシでこするだけでは取れず、歯磨剤(歯磨き粉)をつけてこする必要があります。審美性を気にされるようでしたら、1日1回歯磨剤をつけてブラッシングすれば後天性薄膜が取れていきます。なお、高度の色素沈着は、医院にて清掃をしてとることをおすすめします。

 

日頃毎日している歯磨きなので、どうしても自己流になりがちです。

ご自身のブラッシングに不安がある場合にはお気軽にご相談下さい。

ブラッシング指導やおすすめの歯ブラシなどのご相談させて頂きます。

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