【脱哺乳瓶】お子様の食習慣や口内環境を決定づける究極のタイミングを見極めましょう! | 浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニック

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【脱哺乳瓶】お子様の食習慣や口内環境を決定づける究極のタイミングを見極めましょう!

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カテゴリ: 小児歯科 歯科コラム

みなさんこんにちは。

今日はお子様の歯に関してお話をさせて頂きます。

親御さんによっては悩む方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんの大好きな哺乳瓶をいつまで使用するのか?ということに関してです。

哺乳瓶はいつやめる?

乳児にとっては哺乳瓶は人工栄養を取るために必要なこともあります。しかし、不適切な使用方法をしたために、哺乳ビンう蝕と呼ばれる特殊なう蝕を引き起こすことがあります。(*う蝕とは歯の自質欠損のこと。う蝕された歯はう歯(一般的に虫歯)と呼ばれます。

哺乳瓶う蝕はジュースや乳酸菌飲料・イオン飲料などしょ糖を含んだ飲み物を、特に夜間に哺乳瓶を使用して長期間飲用することで生じます。夜間は唾液の分泌量が極端に減少するため、唾液による自浄作用の効率が低い部位、とくに上顎前歯唇側面の広範囲に重篤なう蝕が発生します。

では、どのように哺乳瓶を使用したらよいのか?う蝕発症に強く影響を与えているのが、歯が萌出した後の夜間(就寝時)の哺乳瓶の使用です。特に哺乳瓶をくわえたまま眠るような習慣があると短期間でう蝕が発生してしまいます。そのため哺乳瓶の使用は上下の乳切歯が萌出し終わる1歳頃に止めるようにするとよいでしょう。この時期は離乳も完了に近づいていますので哺乳瓶を使用して栄養を摂取する必要が減少していると考えられます。この時期以降は乳犬歯、第一乳臼歯の萌出時まで哺乳瓶を使用することは、哺乳瓶う蝕を誘発するだけでなく、乳児の自立心の発達を遅らせる原因ともなります。もし、哺乳瓶の使用がやめられないときは、哺乳瓶の中身を砂糖の含まないものにすることで哺乳瓶う蝕のリスクを減らすことができます。

哺乳瓶の使用をやめるこの時期は、乳児の今後の口腔内状態や食習慣を決定する重要な時期です。哺乳瓶の使用状態や離乳の方法についてご心配のことがありましたら、お気軽にご相談下さいませ。

また、哺乳瓶う蝕は定期的に検査をすることで重篤なう蝕になる前に発見および対応が可能です。歯の生える前から定期的に検査を行うことをおすすめいたします。定期検診時に哺乳瓶う蝕があった場合には進行させないように、適切な食事指導や哺乳瓶の使用方法などの指導や、フッ化物を中心としたう蝕の進行を抑制する処置なども実施しております。

無菌期とは?口の中の清掃の準備をしましょう

出生時は歯は生えておらず、出生から最初の歯が生えはじめるまでの時期を無菌期といいます。出生直後の新生児には、胎生期に羊水の中で開口運動や舌運動・嚥下運動を行い、羊水を吸飲することにより培った哺乳に関係するさまざまな反射が備わっている為、出生直後から哺乳することができます。この時期の口の中は容積が小さいですが、舌・唇・顎などの器官が一体化して哺乳するのに適しています。しかし、哺乳に関係する反射が存在している限り、食物を咀嚼して食べることはできません。生後3~4ヵ月頃になると反射を抑制して哺乳量をコントロールできるようになり、生後5か月頃から食物を摂取する能力を獲得していきます。この頃みられる指しゃぶりや玩具しゃぶりは、摂食機能の発達を促し、哺乳反射の減退に関係しています。

このように無菌期は顎の成長発育が著しい時期であり、口腔衛生や食事に関する知識、子どもの成長の観察が大切です。歯は生えてないのでう蝕になることを心配する必要はありませんが、口腔内を清潔に保ち、歯が生えてくる時期のことを考えて離乳食の甘みを制限するなど、う蝕予防への第一歩を踏み出す大切な時期となります。

浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックではさいたま市の1歳半・3歳児歯科健診はもちろん、お子様の定期検診もおこなっております。お子様の歯とお口の健康を維持して頂く為にフッ化物の添布をおこなっております。

フッ化物を塗ることで虫歯になりにくく強い歯になります。ただし、必ずしも虫歯にならないというわけではございません。ご家庭での歯磨きのやり方、規則正しい食生活も大切です。また、フッ化物添布が効果を発揮するのは歯が生えて間もない時期です。そして、定期的に受けることでより効果を発揮しますので定期検診とあわせて添布されることをお勧め致します。日常生活ではおやつの時にジュースではなく、カフェインの少ないほうじ茶、番茶などがおすすめです。

定期的な歯科健診を実施、継続することでお子様の歯の成長をともに見守っていきたいと思います。

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