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歯が溶ける!?「酸蝕症」に気を付けましょう

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カテゴリ: 歯科コラム 虫歯・歯周病ケア

すっぱいものを食べると歯が溶けてしまうのをご存じですか?

「酸蝕歯(さんしょくし)」と言い、酸が原因で歯が溶けてしまうことがあるというものです。なぜそんなことが起こるのでしょうか。

毎日歯を磨いているのに、これらの症状がある場合は「酸蝕症」かもしれません。
炭酸飲料やすっぱいものをよく口にする方、間食が多い方は特に注意が必要です

 

酸蝕症とは?

酸によって歯のエナメル質が溶けてしまっている状態を 「酸蝕症」といいます。

普段お口の中は唾液の働きによって中性に保たれていますが、エナメル質は酸に弱く酸にさらされると溶け出します。これを脱灰といいます。
溶かされたエナメル質は唾液の働きによって修復され元通りになります。これが再石灰化です。

日中、歯は脱灰と再石灰化を繰り返していますが、酸性の飲食物を頻繁に口にすると再石灰化が間に合わず、 エナメル質が溶けていってしまいます。

酸性の強い飲み物

  • 炭酸飲料・スポーツ飲料
  • ワイン
  • お酢
  • 柑橘系の果物
  • ビタミンCなどのサプリメント

これらの酸性の強い飲食物は、歯を溶かす原因になってしまうことがあるので注意が必要です

胃酸はレモンと同様、またはそれ以上の強い酸性なので、胃酸が逆流する状況が続くと酸蝕症になるリスクが高まります。

 

pH(ペーハー)とは?

pH(ペーハー)はその液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す尺度です。

数値は普通1から14までの値となり、7が真ん中で「中性」といいます。

pHが7より小さいと「酸性」、7より大きいと「アルカリ性」となります。

 

酸性のものを摂取するときに気を付けた方がよいこと

  1. ダラダラと時間を決めずに飲んだりすることを控えてみる。飲む回数自体を少し減らしてみる。
  2. PHの低いものを飲んだ後にはお水やお茶でうがいをする。
  3. 飲食後の歯磨きは30分ほど経ってから行い、飲んだ後は歯が溶け出しやすくなっているため、唾液の力を使ってからフッ素入りの歯磨き粉を使用されるとより歯を強くしてくれます。
  4. 歯科医院での定期的なメンテナンスを行う。ご自身では気が付きにくい初期虫歯や、虫歯が進行していないのかのチェックや、歯科医院で高濃度のフッ素を塗布することでより強い歯にすることができます。

絶対に飲まない方がいいというわけではないのでご安心ください!少し工夫するだけで好きなものを楽しむことができます。

 

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