意外と知らない?インビザライン矯正の全体の流れを解説します
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カテゴリ: インビザライン
現在インビザライン矯正をご検討中の皆さま。
費用や治療期間についての情報を検討して、いろいろな矯正歯科で比較をされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
インビザラインを検討するうえで、盲点となりがちなポイントがあります。
それは、実際の治療の全体像を把握しておくこと。
たしかに、歯医者さんに全ておまかせしたとしても、失敗するリスクは非常に低いものです。
しかし、矯正がどのような流れで進むのかをご自身でも理解しておくと、さらに安心して臨むことができます。
本記事では、インビザライン矯正治療で共通して行われる、8つの治療ステップをご紹介します。
「インビザラインってこうやって作るんだ!」
「歯は動かしたら終わりだと思ってた!」
といった、新たな発見があるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください!
インビザラインの人気の秘密の鍵を握る3つの特許技術について知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
インビザライン矯正の8ステップ
インビザライン治療の大まかな流れは、以下のとおり。
詳細部分に個人差はあるものの、世界中のインビザライン利用者のほぼ全員が、同じ流れでインビザライン矯正を行っています。
- 検査(資料取り)
- 3Dの治療計画作成
- クリンチェック
- アライナーの発注
- インビザライン装着開始
- 通院
- 保定
- 矯正治療が終了
1:検査(資料取り)
最初に、治療計画を作成します。
治療計画を立てるにあたって、以下の4つの方法で患者さまの検査を行い、必要なデータと資料を揃えます。
- 口腔内の型取り(印象材 or iTero)
- レントゲン撮影
- 口腔内の写真撮影
- ヒアリング、および矯正医による診察
もちまる歯科においては、型取りに「iTero element」という高性能な光学スキャナーを使用します。
嘔吐反射が強く、従来の型取り手法ではつらい、という方でも安心して簡単にデータを取ることが可能です。
また、当院では、ヒアリングから診察、分析まで一貫して持丸みずき院長が担当いたします。
不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
別記事にてiTeroを使って実際にスタッフの口内をスキャンする様子をお伝えしています。
2:3Dの治療計画作成
コンピューターによって、綿密で最適な治療計画が作成されます。
ここでは2つのパターンに分かれます。
- 型取りを印象材で行った場合
- iTeroで口腔内データを取得した場合
型取りを印象材で行った場合
①アメリカのカリフォルニア州にあるアライン・テクノロジー社に印象材を空輸します。
②印象材はそのままメキシコの工場に送られます。ここで印象材をスキャンし、データをコンピューターに取り込みます。
③取り込まれたデータは、インターネット経由で、南米コスタリカのオペレーションセンターへ送信されます。
④オペレーションセンターでは、アライン社が開発した高性能な技術を使用して、データを基に一人ひとりの治療計画を作成します。
⑤治療計画のデータが各矯正歯科に送信されます。
印象材を使用するパターンでは、①~⑤が完了するまでに、約10日かかります。
(参考:南千住小児歯科矯正歯科)
iTeroで口腔内データを取得した場合
iTeroを使って口腔内の光学スキャンを行った場合。
①データを日本から直接、南米コスタリカのオペレーションセンターへ送信します。
②その後は同様、作成された治療計画が送られてくるのを待つだけです。
iTeroを使用するパターンでは、全てインターネット経由でデータをやり取りします。
そのため、早くて約3日で治療計画が送られてきます。
当院では、早く治療を開始できるよう、iTeroの機材を導入しています。
※矯正を担当する歯科医院にiTeroがない場合には、お近くの別の歯科医院でスキャンだけを代わりに行うことができる場合もあります。
この3Dの治療計画では、予測される最終的な歯並びが示されるほか、おおよその治療期間も提示することができます。
ここで完成した治療計画の3Dシミュレーションデータを基に、次のクリンチェックへと進みます。
3:クリンチェック
担当の矯正医と一緒に、3Dシミュレーションデータを見て、治療計画を確認します。
治療期間中の歯の動きや、アタッチメントの位置、またはその作用などを解説してもらえます。
少しでも疑問に感じる点があれば、このタイミングで質問しましょう。
治療計画に変更点がある場合は、オペレーションセンターへデータを送信して修正を行います。
説明を受け、納得できたら、インビザラインのクリアアライナーを発注する段階へ移ります。
4:アライナーの発注
クリンチェックを終え、治療計画を承認すると、データがアライン社に送られます。
実際にマウスピースを製造するのはメキシコの製造工場です。
完成したマウスピースは、メキシコの工場からカリフォルニア州のアライン社を経由して、日本の矯正歯科のもとへ届きます。
5:インビザライン装着開始
初回は、アタッチメントと呼ばれる、小さな突起やゴムを掛ける金具を、レジンで歯に付ける作業があります。
そして、アタッチメントがしっかりとアライナーに引っかかるかどうか、問題なくマウスピースが装着できているかどうかを確認します。
問題がなければ、数枚のマウスピースをお渡しします。
その後は一定周期で、ご自身でマウスピースを交換していただき、定期的に通院していただくようになります。
6:通院
多くの場合、1~2ヶ月ごとにメンテナンスのため受診します。
毎回行う内容は、概ね以下のとおりです。
- アタッチメントの確認
- 歯のクリーニング、歯垢の除去
- 治療の進捗状況の確認
- 舌のトレーニング等(必要に応じて)
各調整を行い、問題がなければ、次のマウスピースをもらって帰宅します。
7:保定
計画通りに治療をすすめ、歯並びが整ったら、保定期間に入ります。
歯は動かすと、元あった場所に戻ろうとする「後戻り」が発生するもの。
後戻りを防ぎ、新たな歯並びに位置を固定するためには、絶対に欠かせない段階です。
保定器具は様々なタイプがありますが、当院ではクリアアライナーと同様のマウスピースタイプを採用しています。
また、個人差はありますが、保定期間は年単位になる場合が多いもの。
矯正前のカウンセリングで、保定に関することまで詳しく聞いておくとよいでしょう。
矯正における保定の重要性とは?保定の種類や器具のタイプについて深掘って解説しています!
8:矯正治療が完了
保定も終わり、完全に理想の歯並びができたら、やっと矯正治療が終わります。
最後にアタッチメントを外して、新しい歯並びと共に生活がスタートします!
矯正が終わった後も、定期的に歯科で検診を受けて、経過の確認や歯の健康を保つように務めましょう!
まとめ
本記事では、インビザライン矯正の大まかな流れを8つのステップに分けて解説しました。
意外と皆さんが知らない、アライナーが完成するまでの流れや、保定に関することまで知れたのではないでしょうか。
自分がこれから行う矯正治療の全体像を把握したうえで、納得のいく矯正プランを選択しましょう!
歯医者さんはいつも患者さまの味方ですから、気になることは何でも相談してみてくださいね。
浦和で歯科をお探しの方は、浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックまでお問合せ下さい。
ホームページ、またはお電話(0488241182)にてご予約をお受けしております。
もちまる歯科は、実績多数の歯科に与えられる、インビザライン・ダイアモンド・プロバイダーを受賞しています。