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【Q&A】フッ素を使ったホームケアのよくある質問にお答えします!

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カテゴリ: 小児歯科 虫歯・歯周病ケア

夏休みがスタートし、当院もお子様連れのファミリーで賑わっています。

治療が終わって、ご家族から最後にご質問をよく頂く

「フッ素って何カ月に1回塗ればよいのでしょうか?」

皆さん、お子様の治療の最後にぬるイメージの強いフッ素。今回はフッ素についてお話したいと思います。

「フッ素を活用した虫歯の原因と予防方法」はこちらの記事を参考にしてみてください。

フッ化物は歯質を強化する物質として使用されます。

ここでは診療室で行うフッ化物塗布と日常的に行うフッ化物の応用法について説明します。

 

そもそもフッ素について知らないという方は、フッ素って何?虫歯予防に効果的な塗布の方法を解説をご参考ください。

 

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フッ化物の応用法

フッ化物の応用法

ここでは「フッ化物」の応用法についてまとめていきます。

上記の2種類についてまとめるので、参考にしてみてくださいね。

 

クリニックでのフッ化物塗布(プロフェッショナルユース)

クリニックでのフッ化物塗布

9000ppmのフッ化ナトリウムや、フッ化第一スズ、リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液薬物は数カ月に1回塗布します。フッ素の種類はフッ化ナトリウム、モノフルオリン酸ナトリウムです。

従来このフッ化物塗布方法は綿球法、イオン導入法、トレー法などの方法があります。低年齢の小児ではトレーが口腔内にうまく適合できない場合や、鼻呼吸が困難な場合トレーを保持することが難しく、またイオン導入法の場合はペースメーカーを埋入している小児には使用できないなど制限があります。

さらに、イオン導入法のデータでは明らかなう蝕予防効果がないという考え方もあり、より多くのお子様にご負担なくできるように年齢問わず綿球法が多く選択されています。

浦和もちまる歯科、矯正歯科クリニック」でも多くの場合、綿球法を使っています。

綿球法術式

歯面清掃→乾燥→薬液塗布(3分そのまま)→防湿除去

 

歯ブラシゲル法

さらに長くじっとしていられない小児には、乾燥した歯ブラシに直接ゲルを付着させブラッシングしてそのまま1分保持する
フッ化物塗布を行う上で注意する点は、乾燥の際に使用するローラーコットンの誤嚥です。低年齢の小児の場合より注意が必要となります。

当院ではガーゼでの防湿を試みるか、保持が困難な場合は、安全を優先して塗布後すぐに唾液をはかせることもあります。

フッ化物塗布の回数

フッ化物塗布の回数は、ローリスク者に関しては半年に1回、ハイリスクの患者さんに関しては3ケ月に1回、年では4回程度を目安と考えています。

ハイリスクがどのような小児を示すかは様々な考えがあるかと思いますが、当院では以下の5パターンの人を対象としています。

 

「進行性のう蝕をもつ方」、「ランパントう蝕をもつ方」、「う蝕活動性試験が高い方」、「間食を日常的に取る方」、「仕上げ磨きが習慣的に行われていない方」など、生活状態に問題があるお子さんを示すことが多いです。

 

ホームケアのフッ化物

ホームケアのフッ化物

①フッ化物配合歯磨剤

フッ化物配合歯磨剤はハイリスク、ローリスクに関わらず、萌出したばかりの歯質を強化するために全てのお子さんに推奨されます。

ただし、うがいができる前のお子さんは時期を待つか、低年齢用のお子さん向け歯磨剤があるので医師とご相談下さい。

歯磨剤に含まれるフッ化物の種類は、フッ化ナトリウム、モノフルオルリン酸ナトリウム、フッ化スズが挙げられます。

フッ化ナトリウムは歯質を強化して浸透しにくい特徴があり、モノフルオルリン酸ナトリウムは歯の奥深くゆっくり浸透する特徴があります。

またフッ化スズは抗菌作用がありますが、歯に着色が残ることがあります。清掃で除去可能ですが注意が必要です。

②フッ化物洗口法

フッ化物洗口法は、学校、幼稚園、保育園等で公衆衛生的にう蝕予防に効果的で、幼稚園、小学校でも行うところが増えています。

しかしながら、個人を対象にハイリスク患者に対してはフッ素薬液を作ることが手間であり、ハイリスクのお子さんほどやっていただきたいところですが現実はなかなか難しいようです。

③フッ化スプレー

昔はフッ化物濃度が低いのがスプレーの特徴であり、うがいできないお子さんや、障害をお持ちのお子さんに安瀬で使用されてきました。最近では濃度の高いものも出回り使いがっての良さから使用されるご家庭が増えてきているように思います。

 

よく頂くご質問

よく頂くご質問

フッ化物の塗布はいつごろからはじめたら良いですか?

フッ化物お取り込みは萌出したばかりの歯に最も効きます。生えたばかりの歯が、石灰化といって硬く成熟するには2年かかるのです。

生後半年から1年で歯が萌出し、親知らずの歯をぬくと最後の歯が生えるのが12歳から13歳なので、中学校を卒業するぐらいまで塗布してあげるとよいでしょう。

歯磨剤は使った方が良いのですか?

積極的に使って頂きたいです。

従来小児歯科では、歯磨剤をつけると口が泡だらけになってしまうこと、また、ミントなどの成分で磨けていなくても磨けていると勘違いしてしまうことで、歯磨剤があまり推奨されない時代がありました。

しかし、現在では発泡剤を含まないジェルタイプの歯磨剤も増え、何よりも幼弱な永久歯を早期に石灰化することを目標に歯磨剤のフッ素効果に着目しなくてはいけません。

歯磨剤の目安

●3歳未満のお子さん:1回0.25グラムの歯磨剤使用で1日1回

●3歳から6歳未満のお子さん:1回0・25グラム1日2回

●6歳以上のお子さん:1回0.5グラム1日2回以上の歯磨き

 

歯磨き粉はお子さんの使用する歯ブラシのヘッド程度が目安となります。

歯ブラシは塗らさず、フッ素を塗り込むように歯磨きし、少量のお水(大匙1から2)でゆすいで下さい。フッ素を水で流さないようにするのがポイントです。

 

正しいブラッシングを覚えて口腔環境を維持しましょう。詳しくは下記でまとめています。

»https://mochimaru-shika.com/plaque-control-brushing/

 

夏も本番。

当院でも夏休み前にスタッフ全員で、講師の方をお招きして正しい歯ブラシの選び方、歯磨剤の選び方の講習会を行いました。

新しい製品がどんどん出てくる中で、我々も常に最新の知識を学び患者様にお伝えしていきます。

歯磨き指導

 

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