歯の食いしばりとその予防について
こんにちは!浦和もちまる歯科クリニックです。
朝起きると頭やあごが痛くて重い、肩こりがするなどの症状はありませんか?
仕事中など、何かに集中しているときに、ぐっと歯を食いしばってしまっているという方も多いのではないでしょうか。
今回は、食いしばりの原因と、食いしばりによって起こる症状などをご紹介していきます。
目次
食いしばりは体重の2倍ほどの負荷がかかる
食いしばりというのは、歯をぐっと噛み合わせて力を入れている状態のことです。
歯ぎしりというものもありますが、これは歯をこすって摩擦させるので、食いしばりとはまた違うものになります。
食いしばりによる体への負荷は非常に大きいといわれており、睡眠中に行う無意識の食いしばりでは、体重の2倍程度の大きな負荷がかかりますので体に悪影響を与えます。
この中に思い当たる症状はありますか?
あごが痛い
くびや肩がこる
日中に眠くなる
整骨院に行っても一時的にしかよくならない
1つでも思いあたる症状があれば原因は食いしばりの可能性が高いです。
食いしばりの主な4つの原因
1. 食事の際に奥歯ばかりを使用する
奥歯ばかりを使用していると、奥歯にある筋肉が常に緊張した状態となり、食いしばることが癖になってしまいます。
また、硬いものを食べることも少なくなり、軟らかく調理されたものばかり食べています。
柔らかい食事を食べるときは、前歯を使って食材を噛み切る必要性がありません。そのため、前歯を使用することが少なくなり、奥歯で噛むことが習慣化します。その結果、食いしばりを日常的に行うようになってしまうのです。
2歯並びが悪い
3体に合わない金属が入っている
身体に合わない歯科金属があると食いしばりやすくなります。
アレルギーなど、様々な全身症状の原因となります。
4、ストレスを感じている
ストレス社会といわれる現在、職場での人間関係や家庭などにまつわるストレスを抱えている人が大半です。
食いしばりの対策法
1.全身のストレッチ運動
首・肩・手足・腰などをストレッチをして伸ばしましょう、筋肉のコリが和らぎます。
2.上下の歯を接触させないように意識する
パソコン、スマホ、家事・・・何かに夢中になっている時、あなたは無意識に上下の歯で食いしばっていませんか?
唇を閉じたときに上下の歯が接触しないように意識的に離すようにすると、食いしばりによる体への負担を減らせます。
3.頬杖などの癖を治す
頬杖は顎に負担をかける癖ですのでなるべく頬杖をするのはやめましょう。
4.マウスピースを装着する
歯科医院で歯の型を取り自分専用のマウスピースを作成します。これを夜寝ている間に装着して、寝ている間に無意識に食いしばりをするのを防ぎます。
保険でもお作りすることができます。
5.咬筋ボツリヌス治療
頬の辺りにある「咬筋」という筋肉に注射をして、筋力を弱めることで食いしばり時の過大なパワーを制限し、歯や歯の周囲組織、顎関節の負担を和らげるという治療です。約半年くらいはこうかがあり、自分で特に意識することもなく食いしばりがなくなります。
浦和もちまる歯科・矯正歯科クリニックは、日曜日診療や親子で入れる個室診療室、エレベータ完備のバリアフリー設計など、お子さまからご高齢の方、ご家族全員で通いやすい浦和駅近の歯科医院